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CHANGE @ philly
アメリカで今一番の話題といえば、今はなんといっても大統領選だ。(フィラデルフィアでは、フィリーズのワールドシリーズの行方の話題が時々優先しますが。。)実は、僕はオバマ陣営とマケイン陣営の両方のメルマガに登録している。各陣営が随時発する政治的なメッセージの違いを楽しく観察できるからだ。

昨日の夕方、友人らとカフェでまったり談笑していたところ、突然オバマ陣営から一通のメールが届いた。明日オバマ候補が直接フィラデルフィアに来るので、ぜひ集会に参加をとの案内だった。

フィラデルフィアは毎回民主党が圧勝してきたため、これまであまり大統領候補の来訪はなかった。ところが今回は、終盤になり一気に挽回を狙うマケイン陣営が代理人数の多いペンシルバニアを最重要戦略州に選定したので、一躍選挙戦の一番の注目州に。自分が住んでいる州がToss Up Stateといわれる激戦区にされるとはなんともラッキーだ。生オバマをこの目で確認すべく、早く寝ることにした。

朝6時。まだ外は真っ暗だ。しかし、フィラデルフィアの北部にあるショッピングモールの駐車場の間前には、すでに何千人という支持者たちが白い息を吐きながら並んでいる。前にならんでいる学生に声をかけると、なんとニュージャージー州から車でわざわざ来たそうだ。怪しげなお兄さんたちが次々にオバマTシャツやらオバマ時計やらを売りあるいている。そしてこれが意外なほど売れていく。バラック・オバマという一人の人間のカリスマがむんむんと夜明けの街の空気に充満している。

1時間後、厳重な持ち物検査の末、ようやく会場内に入ることができた。人の流れに任せていると、うまいぐあいにステージの左正面20メートルぐらいの絶好のポジションに漂着。応援弁士らが会場を飽きさせないようにステージを盛り上げる中、群集はビデオやiPhoneを掲げて一目でもオバマを見逃すまいと真剣そのものだ。

印象的だったのは、「見せる」ことに徹底して主眼をおいたレイアウト。ステージをはさんでプレスやカメラマンの反対側には階段上のバックステージが設けられ、特に熱心な支援者たちがあらかじめ振付けられたダンスや歌を披露している。テレビで大統領選の選挙演説の映像などを見ると、必ず候補者の後ろにプラカードを掲げた若い大勢の男女がいるのは、なるほどこういう仕組みなのかと初めて合点がいく。テレビ画面の枠外も含めてみると、ちょっと違和感がある。日本で同じことをやったらどうだろう。たぶn「後援者に候補者のお尻を向けるなんてとんでもない」と批判の嵐になるだろうなぁ。やはりメディア選挙の浸透したアメリカならでは進化した選挙戦術なのだろう。

30分後、待ちわびたサポーターの前に満を持してオバマ候補が颯爽と登場した。さわやかな白シャツ姿で力強いスピーチが始まると会場は熱狂の渦に。ユーモアと皮肉でマケイン陣営を叩きながら、Changeの必要性を徹底して繰り返す。

"All of you have great stories. Some of us may not have a college degree, but we would hope that one day all of our children would be able to go to the finest schools. Some of us may be working hard at a dirty factory, but we would hope that one day our children might own their own business. Some of us may not have the right to vote, but some day one of our children may run for president of the United States of America. This is the America we believe in."

自分たちの代表にふさわしい人間を選別する選挙というプロセス。受動的に候補者を選ぶだけでなく、ひいきの候補者を「育てる」市民意識と、長く険しいを通じて「鍛えぬく」大統領選のプロセスが、アメリカの民主主義の底力を支えている。


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【2008/10/25 23:21】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
It's not business, it's personal
Whartonには数多くの学生クラブがあるが、その中でも特に珍しい団体の一つにWharton Comedy Clubがある。スタンドアップコメディーに関心のある学生たちのサークルだ。ビジネススクールに来る前にニューヨークでプロのコメディアンをやっていたというMattに誘われて軽い気持ちでメンバー登録してたところ、いつのまにか大勢のWharton生の前でスタンドアップコメディーをやることになってしまった。

スタンドアップコメディー。定義は難しいが、要素をあげるなら、
①一人で、
②マイク以外の道具や舞台装置を一切使わずに、
③大勢の観衆を笑わせるアート

日本のお笑いは、二人組みでボケと突っ込みを繰り返す漫才やコントが主流だが、スタンドアップの場合は一人で全てをこなすので、トークのテンポが日本人にはわかりにくい。

当日、舞台裏のカーテンの隙間から会場を覗くと、Center Cityの老舗のコメディークラブには250人ものWharton生がぎっしり。人前でしゃべるのはそれなりに慣れてるほうだが、これはきつい。楽屋で仲間とぬるいビールをもう一杯あおる。

僕の出番は4番手。楽屋のベンチで待っていると、ステージからはベテランの2年生たちが会場を爆笑の渦に巻き込んでいくのが聞こえる。時間の流れがものすごく遅く感じる。

いよいよ自分の番だ。司会者から、"Please welcome the Yakuza-killing lawyer from Tokyo, Shockyou--!!"とアナウンスが流れる。腹をくくってステージに飛び出してみると、スポットライトが強すぎてほとんど観客席が見えない。震える手を必死で押さえながら、スタンドのマイクに手を伸ばす。

とにかく無我夢中で暗記してきたネタをやった。日本人から見てアメリカ人がいかに変か、ビジネススクール教育がいかにナンセンスか、などを話した。ここぞというポイントで思ったような笑いが起きず、頭が真っ白になったり、意外なところで爆笑がおきてびっくりして流れをわすれかけたり。

結果は、、、まずまずだったようだ。次の日の学校の廊下で何人もの友人が声をかけてくれた。「あの舞台に立っただけで、お前を超respectする。俺には絶対にできない」と。なんだか、少し学校の居心地がよくなってきた気がする。

スタンドアップを通じて、アメリカ人のイメージがまた少し変わった。とかくアメリカ人というと、社交的で自信家で、思ったことは人前でがんがんしゃべるというイメージがあった。でも、コメディークラブの二年生たちは、舞台前には毎週のように場末の居酒屋でさえない新作ネタを披露しては「どう?」と自信なさそうに額の汗を拭いていた。本当につまらないネタも多く、容赦ないダメだしに泣きそう顔でメモをとっていた。彼らのようなパブリックスピーキングのエキスパート達でさえだ。

本番での彼らの豊かな表現力を、以前なら嫉妬交じりに「アメリカン」という一言で片付けてしまっていたかもしれない。しかし、そのパフォーマンスは、たくさんの不安とコンプレックスと、そして努力に裏打ちされた成果なのだ。レピュテーションやプライドにとらわれず、絶えずriskをとってチャンレンジし続ける彼らの「強さ」に、学ぶべきことはまだまだたくさんある。

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【2008/10/26 00:19】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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