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フィリーズ優勝
先ほどフィリーズが優勝した!28年ぶりの悲願の快挙だ。

テレビで選手たちがマウンドに山をなして倒れこんだ直後から普段静かな深夜の町にけたたましいクラクションの音が鳴り響きはじめた。テレビでは、ヘリコプターのリポーターが、中心市街に飛び出してきた何万人という市民の様子を興奮した調子で中継し続けている。

とても勉強などしてる場合じゃないということで、友人らを誘ってBroad St.に繰り出してみた。

とにかく人、人、人。真っ赤なTシャツを着た群衆がものすごい濃度で迫ってくる。街路の植木鉢はことごとくひっくり返され、四車線道路の真ん中では大きな焚き火が行われている。密集した人ごみの中から突如打ち上げ花火がドカーンと打ちあがれば、暴徒化した一部が、デパートの窓ガラスを割ったり、信号機を倒したり。「ああ、これが暴動というものか」と、初めて見る光景に目を見張るばかり。

Market St.の大きな信号機がいつのまにか引きずり倒されて、地面に転がっている。"Market"の文字を踏みつけて憂さ晴らしの雄たけびをあげる若者たちの姿は、金融危機以降のささくれ立ったアメリカ市民のいらだちと不安を象徴しているようだった。

IMG_0072web.jpg


このフィリーズ優勝には面白いサイドエピソードがある。

かつてフィラデルフィアは美しいLow-rise Cityとして有名で、City Hallのてっぺんに建つ街の創始者William Pennの銅像の帽子よりも高い建物の建造は自粛されてきたそうだ。ところが、1987年頃の開発ブームを機に、この規制を破って不動産開発業者らにより巨大な摩天楼が次々と建設されるようになった。するとその後、フィラデルフィアのあらうゆるスポーツチームがまったく優勝できなくなってしまったため、これは「William Pennの呪い」に違いないという話がまことしやかに語られてきた。

去年、全米最大のケーブルネットワークであるComcast Centerがフィラデルフィアで一番高い本社ビルを建設した際、ComcastはWilliam Pennの呪いを解くべく、ビルの頂上にWilliam Pennの小さな銅像をのっけた。すると、あら不思議。翌年にフィリーズが28年ぶりのワールドシリーズ優勝したというわけ。

なんだか出来すぎた話だが、経営者たちのこんなちょっとした遊び心が、泥沼の景気悪化で殺伐とした街の空気にささやかな癒しを与えてくれる。

william penn

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【2008/10/27 21:31】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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