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ユヌス氏のメッセージ
今日はWhartonの卒業式。お世話になった2年生たちが卒業していく。ローマのコロッセウムのように歴史を感じさせるPenn大のFranklin Fieldの緑の芝生の中央に大きな舞台が設置される。数千人の家族、友人らがスタンドで見守る。心配された天気もなんとか持ちこたえた。

卒業クラスの生徒会長のJoanne Liuが冒頭に挨拶。学校のミュージカルの主役もつとめる彼女はいきなり得意の歌で切り出して観衆は大歓声。さすがのパフォーマンス。自分も来年あの舞台で挨拶をするのかと思うと、頭が痛い。。。

卒業式のキーノートスピーカーは、バングラデシュのグラミン銀行の創始者でノーベル平和賞受賞者のムハンマド・ユヌス氏。ユヌス氏のスピーチの中でも以下のメッセージが特に印象的だった、

「僕らは、マイクロファイナンスの成功のあと、今度は町中にあふれる乞食たちの救済に乗り出した。一人に14ドルを渡し、「今度物乞いにいくときに、なんでもいいから何かものを売ってみてごらん。そうすれば、相手にはチャリティーでお金を恵むのか、物を買うのか、少なくとも選択肢をあたえることになるから」と説得した。それでも渋る乞食には、「どうせ物乞いにいくんだから試してみればいいじゃないか」というと渋々応じた。

このプロジェクトがはじまった当初は、2000~3000人程度の乞食たちが参加してくれればいいと思っていたが、いつのまにか15万人もが参加。そしていまや、そのうち3万人程度は完全に物乞いを卒業して商売をやめた。また、完全には物乞いから足を洗わないで今も「パートタイム」で乞食をやっている乞食たちも、「最近どうだ」と話を聞くと、「俺たちには物をくれる家と、物を買ってくれる家は完全に頭に入っているぜ」とうれしそうにいう。そう、誰に教わるともなく、いつのまにか彼らは彼らなりのマーケティングと市場分析をしっかりやるようになっていたのだ。

私は誰にでもentrepreneurの素質はあると信じている。ただ、多くの人がそれに気づかない、気づくチャンスに恵まれないだけだ。たった14ドルでこのような人たちの人生に新たなチャンスの扉が開かれるとすれば何の躊躇があるだろうか。

卒業する皆さんのように恵まれた環境でビジネスを勉強できる人は少ない。だからこそ、ビジネスを通じて世の中を少しでもよくする方向へそのクリエイティブな才能をつかって欲しい。世界にはいくらでもそのような才能を待っている人たちがいるのだから。」


卒業する来年の今頃、この緑の芝生の上で、自分は何を見て、何を思っているのだろう。
残り一年。
世界が僕らを待っている。

graduation2009mini.jpg
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【2009/05/17 06:21】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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