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Campaign for Wharton
「WGAの会長って実際何をやるの?」

と最近よく聞かれる。就任わずかでまだ完全に理解しているわけではないが、この数ヶ月やってみた感じとしては、その役割は大きく3つに分けられる。

一つは、巨大な自治会組織の日常業務の管理。20以上のビジネス会議、100以上のクラブと150以上の年間イベントというWhartonの大きな特徴でもある膨大な学生活動を少数の幹部らを通じて全て見なければならない。これはすごいエネルギーを要する。二つ目は、キャンペーン中に掲げた改革公約の実現。我々の場合であれば学生による教授評価の開示や、キャリアサポートの強化などについて、さまざまな抵抗や障害を乗り越えて学校側と粘り強い交渉を行うことが求められる。そして、三つ目が内外に学生代表として行うスピーチやプレゼンテーションの類だ。

その第三類型の一例として、最近学校の寄付金集め用のビデオに出ることになった。アメリカのビジネススクールでは、学校を運営する上で卒業生からの寄付金が非常に大きな比重を占める。だからこそ、学校側も在学中からスクールグッズや小さなドネーションの呼びかけなどを通じて帰属意識の醸成などを盛んに仕掛けるほか、卒業後もアラムナイイベントや寄付金依頼のビデオや手紙などを通じて貪欲に寄付金集めに励む。ここでは学生は単なるお客さんではなく、Student Experience Lifecycleとも呼ばれる「入学志望者」→「受験選考プロセス」→「合格者の囲い込み」→「MBA体験」→「卒業生としての寄付金と貢献」→「さらなる入学志望者の獲得」といった循環プロセスにおける長期的なステークホルダーとしての位置づけが非常にはっきりしている。

指定された集合場所に着くと、プロのカメラマンや照明スタッフ、メイクさんなどがものものしく準備している。思っていたよりずっと本格的だ。Locust Walkのベンチに座りながらほかの出演者らと共にせりふを練習する間、ばっちりファンデーションを塗られる。道行く学生らがにやにや振り向いて笑っている。

自分の出番が来た。Locust Walkを歩きながら、遠くにあるカメラに向かって10秒ほどの短いせりふを言うだけだ。ところが、プードル犬が画面に走りこんできたり、前を偶然歩いていた学生が突然話しはじめた僕に驚いて振り向いてしまったり、ひたすらハプニング続き。何度も何度もカットとリテイクを繰り返すはめに。しかし、俳優気取りでカメラに向かう機会も人生でそうそうある経験ではないと自分にいい聞かせ、恥ずかしさを乗り切ってなんとか撮り終えた。

ビジネスの最先端を教えるビジネススクール自体が、巨大な一つのビジネスでもある。世界最高レベルの教育水準と学生の質を維持するために必要な膨大なマネー。貪欲に、したたかに、そして地道に中長期的な世界戦略を練り続けるトップスクールのこうした見えざる取り組みに、日本の教育機関はどうやって立ち向かっていくのだろう。

(Campaign for Wharton)
http://www.wharton.upenn.edu/alumni/whartonfund/2009/
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【2009/05/31 13:44】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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