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Final Friday
Whartonには長い歴史の分だけ多くの伝統があるが、中でも卒業生の心に長く残るものとしてFinal Fridayと呼ばれる一大イベントがある。これは、卒業式の前々日にあたる最後の金曜日に、一年生の必修時代のホームルームにコホートごとに集まり、一日かけて2年間を振り返りながらお互いの別れを惜しむ趣旨で行われるもの。2年間の軌跡をスライドショーで振り返ったり、昼食を食べながらそれぞれ思い出を語ったり多様な演出が行われる。

どのコホートでも必ず行われるのが、Favorite ProfessorによるFarewell講義。投票で選ばれたそのコホートでもっとも愛されたProfessorから卒業する学生らにメッセージが贈られる。我がコホートAでは、明るいジョークと徹底した学生への愛情で知られるマーケティングのReed教授が選出。マーケティングプロフェッサーらしく、”Congratulation Cohort A”と小さく刻印された特注の赤いM&Mのチョコレートを配りながら、この日のためにわざわざつくってきたプレゼンテーションを披露してくれた。

Reed教授のメッセージは大きく4点。
1. Do things you care about
 一度きりの人生だから本当に自分のやりたいことを見つけろ。そうすれば仕事は労働じゃなく、人生そのものになる。
2. Make time for balance 
 死ぬ間際に振り返って「もっと働けばよかった」と後悔する人間はいない。結婚や子育てなど今後直面する様々な仕事以外の時間を大事に。
3. Give Back 
 自分の幸運に感謝して、他者に愛情と心配りを。見返りをもとめない善い行いを、毎日一つやっていくだけで僕は大きな心の充実を得ている。
4. Protect your Brand 
 自分の今後の行動は全て自分に跳ね返ってくる。人の見ていないときも、小さな行動も、全て責任をもってやるように。

最後はコホート全員がスタンディングオベーションで教授の名講義に感謝を表した。

final friday 3_web


その後、学年全体での後半プログラムのために全12コホートが900人収容のAnnenberg Hallに集合。コホート対抗の応援合戦でいきなり熱狂は最高潮に。その後も歌あり、ビデオあり、笑いあり、涙ありでジェットコースターのようなあっという間の2時間が過ぎた。

全体プログラムの主眼は、学生代表スピーチ。30人の希望者からオーディションを経て選ばれた4名がそれぞれ自分の卒業に対する思いを述べた。中でも印象的だったのは友人のEvanのスピーチ。

僕達はこれまで親の期待や周囲の期待、そういった環境が求めるわかりやすい達成目標を一つ一つこなしてこのWharton MBAに辿り着いた。頑張って努力して30年越しの成功プランはここに完璧に完成した。でも、これから先はどうなる?今後は人が決めてくれるわかりやすい目標なんてない。標準テストもなければ、ライバルとの勝敗を図るわかりやすいものさしなんてない。これからは白地のキャンパスに自分で絵を描いていくしかない。その覚悟ができているか。この先、自分の足で歩み出す心の準備はできているか。

静かに問いかけるような彼のメッセージは、鋭く多くの学生の心を打った。

もう一つ印象的だったのはナカハラ教授のスピーチ。2年目、始業式での彼の素晴らしいスピーチによりinspireされた学生は多い。いわばアンコールスピーチとなった今回は、以下のキーメッセージを残してくれた。

今後君たちにとっては、Trustというものが一番大事になってくる。そのとき、覚えててほしいのはTrustと一言でいっても、それには二つの要素があるということだ。一つ目は、Trustworthyすなわち信頼のおける誠実な人柄かどうかということ。もう一つは、Confidence、つまり期待にこたえる実力を備えているかということ。社会でTrustをはぐくんでいくためには、TrustworthyとConfidence、この両方を兼ね備えていないといけないということを覚えていてほしい。

学生投票によるStudent Awardの発表が行われた。
そして、有難いことに僕は Class of 2001 Leadership Awardという賞を贈られた。
2001年卒業生の善意により贈られたずしりと重いガラスの楯と副賞の$2500。
Awardの説明にはこうある。

This award is presented to the student in the graduating MBA class who most exemplifies the spirit of Wharton in terms of leadership, teamwork, scholarship, and service. Awarded to : one second-year student.

この二年間、支えてくれた多くの人、助けてくれた多くの人、そして叱り続けてくれた多くの人に心から感謝したい。

僕は明日、この輝かしい場所を卒業する。

final friday 2_web
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【2010/05/15 14:45】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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